Niin制作過程 No.0「人工音声のについて(後編)」
またまたこんにちは、甘色論理です。
今回は後編ということで、前回の続きです。
前回はこちら↓
http://sweettechnica.hatenablog.com/entry/2017/04/16/171128
さて、具体的にどのように声を作っていくのかというお話ですね。
結論から言うと「人の声をシンセサイザーで再現する」という方法で声を作っていきます。
シンセサイザーって何?という方に、まずはシンセサイザーと音についての説明です。
シンセサイザーとは、ずばり「音を作る」楽器です。そもそも音というのは、簡単に言うと振動の一種です。たくさんの種類の振動が複雑に混ざり合い、その複雑な震えを耳で感じ取ったものが「音」として私たちに伝わるのです。であれば、その振動の種類を減らしたり増やしたりすれば、どんな音でも作れるんじゃね?というのがシンセサイザーの考え方です(なるたけ難しい言葉を使わず説明したつもりです。わかりにくかったらすいません)
そんなシンセサイザーの考え方を応用して、私は声を作ろうとしています。
要するに、方法としては「人間の声に含まれる振動を調査して、人間の声の振動をシンセサイザーで再現し、声を作る!」ということです。
ちなみに、音声の調査にはUTAU音源を使用し、それを分析してデータを集めました(マニュアルと違う使いかたしてすみません(泣)とてもありがたかったです)。そして集めたデータを元にシンセサイザーで再現するのですが、再現した音声はシンセサイザーで作るわけですが、音声を作るには市販のシンセサイザーじゃ機能が足りないので(あるかもれないが、べらぼうに高そう)、PureDataというシェアウェアのソフトを使用します。音をプログラミング形式加工できるすげぇソフトなので、シンセサイザーの代わりになります!
そんな感じで人工音声を作っていくわけですが、うまくいくのか?という疑問も含め、中間報告もかねてちまちま人工音声Niinの製作過程をあげていこうと思います。
乞うご期待!!
ちなみに、今まで作った人工音声Niinのサンプルはこちらです。
一昔前のバージョンであれば、ニコニコ動画でも見れます!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm29003587
これから、お楽しみに!
次回は母音の製作過程について書けたらいいな思います。